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2011年 12月 26日

ヘレン・メリルのLPとLEAK AMPの入院

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これも有名なレコードだ。
ヘレン・メリルが唄い、クリフォード・ブラウンと組んだLP。
もちろんCDとして持っているし、愛聴盤のひとつ。
一家に一枚モノでもある。
普通のLPの重さはだいたい130グラム。
こいつは180グラムもある。
ブルーノートのあのLPが200グラムだから、それよりもちょっとだけ「軽い」。
昨今のリプレスLPは製作者側がほんとうに「いい音」で提供しようという意欲満点だ。
当時のオリジナルテープから発掘し丁寧に調音して重量級のLPに仕上げる。
ありがたいねえ。
それにしても今になってLP版で買い直すとはね。

ところでLEAKアンプなんだが...................
やっぱり、「持病」が出てきた。
この頃のLEAKアンプの弱点=持病=とは真空管プラグの接触不良だ。
ピンを挟み込むプラグの金具部分が緩くなってしまったり
場合によっては折れてしまったり。
プラグの交換が必要だったのである。
考えてみれば半世紀、50年も前のアンプなんだもんなあ。
当然各パーツに経年変化によるダメージが避けられない。
抵抗やコンデンサーが劣化したものはミズナガさんにチェックしてもらい取り替え済み。
大事なトランス系もチェックオッケ。
とりあえずは真空管プラグもオッケだったのだ。
しかし..............
「球転がし」遊びでいじっているあいだにやっぱり「発病」してしまいました。

ヴィンテージアンプを使うということはこういうトラブルも楽しんでしまおうということ。
それぐらいの心構えがいるんですね。
製造されてから半世紀後にやってきたLEAKのアンプ。
買ってそのままスイッチオンで100%当時の性能が発揮できるはずがないよね。
それなりのチェックとメンテナンスが必須なのは言うまでもありません。
購入価格に加えてメンテの費用を見込んで予算をたてないとエライ目に遭います。
言葉を換えるとヴィンテージものを使いたいということは泥沼に足をつっこむということかもしれませんなあ。
デッカロンドンエンクロージャーがやってきたことから、きっちり「泥沼」に足を取られつつあります。
わははは\(^o^)/わははは
当然身近に「いい主治医」さんがいないと大変です。

早速うちの主治医=ミズナガアンプさんに入院させました。
よろしくお願いします。

by jazzwithaltec | 2011-12-26 10:30 | bluenote
2011年 12月 20日

LEAKとMullard EF86

LEAK Point Oneプリアンプには真空管EF86が四本入っている。
当時はQUADはじめ、プリ部によく使われていた真空管だそうな。
1960年代の英国の真空管と言えば.............................
そう、ムラードだ。
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東のTESLA、西のMullard、TELEFUNKENと言われた銘柄であり
音がいい、音楽性があると評判が高いのである。
これは試してみなければね。

そのムラードがやって来た。
さっそくLEAK Point Oneプリアンプに取り付ける。
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これで60年代英国アンプのスタンダード・セットになった。

我が家のLEAKアンプシステムではプリ部にこのMULLARD EF86を
パワー部には前段に60年代もののTESLA ECC83。
出力管にもTESLAのEL84 70年代もの に真空管を交換している。
アンプでの一番大きく影響を与えるのは当然だがプリ部の前段だ。
ここにどのメーカーのいつの時代の真空管を持って来るかによって音色が変わる。
これが「球転がし」の醍醐味であり、好みの音質の球を発見出来る楽しさだ。

スピーカーは70年代のDECCA LONDON ENCLOSUREだから
半世紀も前の英国風セットの完成だ。
しばらくこのセットで「音流し」をして馴染ませよう。
チェックはそれからだ。
ゆっくりブリティシュ・ヴィンテージサウンドを楽しみましょう。

by jazzwithaltec | 2011-12-20 23:59 | audio
2011年 12月 18日

今、LPを買う

今、この時代にLPレコードを買う。
このアルバムはCDで持ってる。なんどもなんども聴いているCDだ。
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ビル・エバンスの「ワルツ フォー ディビー」
まあ一家に一枚という感じかも。
鉛筆と比べてもらえばLPのジャケットだと判るよね。
アマゾンから送られてきた梱包を解いてプレーヤーに乗せる。
客席のざわめき、話し声、グラスの音。
ベースの弦が胴から離れて発音する刹那の指さばき。
CDでは気がつかなかった音がレコードには入っていたんだ。
CD化されることで利便性を獲得したけれど、そのかわりに失ったものが
決して小さくないのではなかったか。
そんなことを考えた。

だから、今でもレコードなのだよ。

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アナログオーディオは「好きモン」がやっているオタク趣味の範疇にはいってしまっている。
PCオーディオ=デジタル音源が多くの音楽ファンを取り込む現代。
DAC付きのアンプが当たり前のようになってきているのは承知のうえだ。
最近のアンプにはフォノイコライザーが付いていない。
それでも、レコードなのだ。
フルテックさんはDACにRIAAイコライザも組み込んだ機器を発売してくれている。
愛用しているADLのGT40がそれだ。
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だからこそ、レコードなのである。

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ディスクユニオンさんがBLUE NOTEのLP盤復刻シリーズの発売を始めた。
ブルーノートジャズのレコード化復活は過去に何度か行われている。
中には45回転2枚組LPというスタイルでの復刻版販売もある。
今回のそれは33回転だけれど、200グラムという重量級のLPであり、
録音当時のオリジナルテープから忠実にレコード化したものだそうで
ジャケットも、レコード盤中央の溝まで当時のままに再現してある。
しかも当時=1950-60年代=のプレスマシンを使うという凝りよう。
「ブルーノート大好き!」なのだもん、さっそく注文だ。

手にするとずっしりと重い。
しかも録音当時のまんま、モノーラルである。
熱燗でも片手にレコードを聴こう。
いや、ホットウィスキーとかブランディーのほうが似合うかな。
バーボンがいいかも.................

[第1期] 2011年10月14日発売
DBLP-001  『カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』
DBLP-002  『リー・モーガン・インディード!』
DBLP-003  ジョン・コルトレーン 『ブルー・トレイン』
DBLP-004  ハンク・モブレー 『ソウル・ステーション』
DBLP-005  ハービー・ハンコック 『処女航海』
[第2期] 2011年12月14日発売予定
DBLP-006 クリフォード・ブラウン 『メモリアル・アルバム』
DBLP-007 ソニー・クラーク 『クール・ストラッティン』
DBLP-008 バド・パウエル 『ザ・シーン・チェンジズ』
DBLP-009 ジャッキー・マクリーン 『スイング・スワング・スインギン』
DBLP-010 ウェイン・ショーター 『ジュジュ』

by jazzwithaltec | 2011-12-18 23:01 | bluenote
2011年 12月 12日

60年代のTESLA

ミズナガ300Bアンプの6SN7初段なんだけど
先日Philipsに置き換えたが、どうもしっくり来ない。
音が沈んでしまう。これは楽しくない。
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ということでSOVTEKを初段に、ついでTUNGSOLに、という配置に変更。
うん、これで音が沈み込まない。
Philipsの6SN7はどうも初段には向かないのかも。
少なくとも我が家のシステムではね。
ついでにTUNGSOLを初段にして後段にSOVTEKという組合わせも試してみたけど
こっちは「普通」だった。
同じ型番の真空管なのにメーカーによっていろいろな特徴があるんだ。
だから球転がしは辞められない。

「60年代のTESLAがある」というお話が来た。
わたしがTESLA大好きというのを知っているのかも。
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迷わず購入。
三つ並べてみる。
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真ん中のトップが扁平なのが70年代のもの。
左右の丸い肩のが60年代ものである。
しかも旧テスラのこれらは構造がTELEFUNKENにそっくりという。
さて、どんなんかなあ。楽しみです。
それにしても半世紀も前の真空管がよくぞ残っていたもんだ。
もちろんチェックすみ、使用オッケの真空管だ。

いつものミズナガプリアンプで球転がし。
それまではRFTが着いていた
用意したのはRFTにこの60年代ものと70年代物の三種類。
さっそく聴き比べ。
RFTと70年代TESLAとではほんとうにいい勝負だ。
ほんのわずかにRFTのほうがいい。これはもう好みの問題かな。
そして60年代のTESLA。
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頭の丸さがかわいい。
内田光子のピアノ。ベートーベンの弦楽四重奏曲。教会で録音のミサ曲。
いいわぁ。
クラシックにはほんとうに素晴らしい。
空気感というか、ものすごく音楽的なのである。
聴き比べのはずがいつのまにか「鑑賞」してた。
デッカリボンツィーターと8インチドイツヴィンテージSPとのバランスも
十分に馴染んできたのだろう。ふわぁっと漂うピアノの一音、一音。
弦が擦れて発音していくときの強弱、途切れずにつながっていく音程。
男性の声もソプラノも教会に響き渡ってすぅぅぅぅーっと消えていく余韻の美しさ。
わぁお(^-^)/

ベートーベン第九のCDを出してきて一年ぶりに全曲を聴く。
ああ、ニッポンの年末だなあ。

もちろんジャズでもチェックいたしました。
先に紹介したトニー・ベネットのデュエットⅡとかね。
いつものようにチェック、チェック。
うーむ。
「甘さ」が出てくるかなと思ったけれど、大丈夫。
むしろヴォーカルならばバックのピアノやドラムスのハットがこれまで以上に聞こえる。
ジャズもいいぞ w(^o^)w

では、ミズナガプリアンプの前段だけでなく、後段にも60年代ものを入れてみるとどうなる?
もっともっと素敵になりそうでしょ。
でもでも、ダメでした。
しっかり「普通」の音になりました。残念。
同じ型番の真空管でもメーカーによる違いだけでなく、同メーカー製でも製造年代による差異もある。
真空管は奥が深いなあ。

ということで我が家のシステムでは
ミズナガプリには(初段)TESLA60年代もの(後段)6189Wの組み合わせ。
これでまたしばらく楽しみます。

by jazzwithaltec | 2011-12-12 12:51 | audio
2011年 12月 10日

Tony Bennett "Duets Ⅱ"

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トニー・ベネットの「Duets Ⅱ」だ。
なんともカッコええ。
こういう歳の取り方をしたいもんだ。
全17曲すべてがデュエットで、トニー・ベネットの相方が素晴らしい。
まさの錚々たるメンバーだ。
デュエットの醍醐味は相方との駆け引きであり、ハーモニーだ。
トニー・べネットの「肩の力の抜いた」ベテランの味が充満。
本場のジャズシンガーの大人の歌声っていいなあ。
それもかなりの高齢なんだけど、洒脱だね。

「オレは大ベテランなんだぞ。
ジャズってぇのはね、こういうふうに唄うもんだ」
なんて風情は一切なし。
そう。デュエットを楽しんでいるんだ。
「上手いだろ」じゃあなくて「楽しいやろ」 なのである。
ここが某国のいわゆるベテラン歌手さんたちとの差だ。
いえ、誰とはいいませんが(^ ^);;

グラスを傾けながら、ゆったりとした気分で楽しみたいCDだ。

by jazzwithaltec | 2011-12-10 09:23 | bluenote